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不開
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あかず
ふりがな文庫
“
不開
(
あかず
)” の例文
本箱は、やや意を強うするに足ると思うと、その
彼方
(
むこう
)
向けの
不開
(
あかず
)
の蓋で、またしても眉を
顰
(
ひそ
)
めずにはいられませんのに、押並べて小机があった。
星女郎
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
何だか
不開
(
あかず
)
の間というような感じで、恐くて近寄れなかったのである。まだ一つ、一の蔵と称する御蔵も随分子供の私達にとっては怖い所だった。
御殿の生活
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
洪は、伏魔と読み、また、
不開
(
あかず
)
の門と聞いて、たちまちその
傲上慢
(
ごうじょうまん
)
を、むらむらと、胸に
煽
(
あお
)
りたてられたらしい。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
開
常用漢字
小3
部首:⾨
12画
“不開”で始まる語句
不開室
不開化
不開御門