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不愛嬌
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ぶあいきょう
ふりがな文庫
“
不愛嬌
(
ぶあいきょう
)” の例文
おまけに彼は、舞台ではいろ/\の道化役を勤めて居たのに、見物席へ現れると別人の如く真面目になって、
不愛嬌
(
ぶあいきょう
)
を極めて居る。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
第一に彼らは普通の兄妹として親しい
間柄
(
あいだがら
)
であった。だから遠慮の
要
(
い
)
らないという意味で、
不愛嬌
(
ぶあいきょう
)
な
挨拶
(
あいさつ
)
が苦にならなかった。第二に彼らはどこかに調子の合わないところをもっていた。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
歌舞伎座の楽屋における
総浚
(
そうざら
)
いの時だけで、個人としては全然面識もなかったが、見るところ、若い芸人には似合わない
不愛嬌
(
ぶあいきょう
)
な、いわゆる
傲岸不屈
(
ごうがんふくつ
)
といったような人物であるらしかった。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
愛
常用漢字
小4
部首:⼼
13画
嬌
漢検1級
部首:⼥
15画
“不愛”で始まる語句
不愛想
不愛憎
不愛相