“不念”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶねん92.3%
ブネン7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お手前重々の不念ぶねんであるといって、重役たちから又もや手ひどく叱られたので、浅五郎もいよいよ恐縮してしまったのです。
半七捕物帳:42 仮面 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
「ハッ。私も実はこの不思議が解けずにおりまする。万一、私の不念ぶねんではなかったかと心得まして、まだ誰にも明かさずにおりまするが……」
斬られたさに (新字新仮名) / 夢野久作(著)
千年あまりも前に、我々の祖先の口馴れた「ある」と言ふことばがある。「産る」の敬語だと其意味をき棄てたのは、古学者の不念ブネンであつた。
幣束から旗さし物へ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)