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下賤
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げす
ふりがな文庫
“
下賤
(
げす
)” の例文
小人数で料理屋に上つて芸者を呼ぶよりは、宴会が結句
割徳
(
わりどく
)
の安上りと
胸算用
(
むなざんよう
)
して出席する
下賤
(
げす
)
もあり。
頻
(
しきり
)
に名刺の交換を迫つて他日人の名を利用して事をなさんとする
曲者
(
くせもの
)
もあり。
桑中喜語
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
無邪気でそしてまたいかにも
下賤
(
げす
)
ばったこれら愚民の習慣は、
馬鹿囃子
(
ばかばやし
)
にひょっとこの踊または
判
(
はん
)
じ
物
(
もの
)
見たような奉納の絵馬の
拙
(
つたな
)
い絵を見るのと同じようにいつも限りなく私の心を慰める。
日和下駄:一名 東京散策記
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
下
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
賤
漢検準1級
部首:⾙
15画
“下賤”で始まる語句
下賤廃残
下賤破敗