下田長造しもだちょうぞう)” の例文
店の前まで来たときに、花川戸はなかわど鼻緒問屋はなおどんやの主人下田長造しもだちょうぞうあわてて駈けだす三男の素六を認めたので、イキナリ声をかけたのだった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
更に、驚くべきことは、この一団のうちに、花川戸はなかわど鼻緒問屋はなおどんや下田長造しもだちょうぞうの妹娘の紅子と、末子すえっこの中学生、素六とが、一隅いちぐうに慄えていることだった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)