下手人ほし)” の例文
鼻がよくて、いろいろの消息を嗅ぎ出すことにかけては、天稟てんぴんの妙を得たガラッ八ですが、理詰めに手繰たぐって、下手人ほしを挙げることとなると、まるでだらしがありません。
鼻がよくて、いろ/\の消息を嗅ぎ出すことにかけては、天稟てんぴんめうを得たガラツ八ですが、理詰めに手繰つて、下手人ほしを擧げることとなると、まるでだらしがありません。
「そんな手数のかかる事をしなくたって、下手人ほしの匂いのするのを挙げたらいいじゃないか」
「そんな手數のかゝる事をしなくたつて、下手人ほしの匂ひのするのを擧げたら宜いぢやないか」
「八兄哥あにい、もう遅いよ、下手人ほしは挙がったぜ」
「どうした、お神樂の。下手人ほしは擧がつたか」
「どうした、お神楽の。下手人ほしは挙がったか」
「親分、下手人ほしの当りはつきましたか」
「親分、下手人ほしの當りはつきましたか」
「錢形の親分、下手人ほしの見當は?」
下手人ほしはもう挙がったよ」
下手人ほしはもう擧つたよ」
「誰だい、下手人ほしは?」
「誰だい、下手人ほしは?」