“上国”のいろいろな読み方と例文
旧字:上國
読み方割合
じょうこく50.0%
ジヤウコク50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金の出るのは国が上国じょうこくだからでございます。その金の出ますうちにもこの辺では雨畑山あまはたやま保村山ほむらやま鳥葛山つづらやまなんというのが昔から有名なのでございます。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
青やかな楚枝ズハエに、莟の梅が色めいて来ると、知多院内の万歳が、山の向うの上国ジヤウコクの檀那親方をき廻るついでに、かうした隠れ里へも、お初穂を稼ぎに寄つた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)