三升さんしょう)” の例文
家に伝わった俳名三升さんしょう白猿はくえんの外に、夜雨庵やうあん、二九亭、寿海老人と号した人で、葺屋町ふきやちょうの芝居茶屋丸屋まるや三右衛門さんえもんの子、五世団十郎の孫である。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
団洲とよび、三升さんしょうとよび、堀越ほりこしと呼び、友達づきあいの交わりを求め許した。そして、団十郎以外にも、彼にならんで名人菊五郎のあることも知った。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
○九月、河原崎権之助は市川三升さんしょうと改名。
明治演劇年表 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)