七五三繩しめなわ)” の例文
新字:七五三縄
出たぞ、と絲をおろすころには、出るは/\、のろり/\と大きな七五三繩しめなわの繩片のやうな奴がれつもつれつ岩から岩の蔭を傳うて泳ぎ𢌞ります。
樹木とその葉:33 海辺八月 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
八年前、英ヘンリー・ダイヤー、『大日本』という書を著わし、欧米で巡査の十手じってを振らねば治まらぬ群集も、日本では藁の七五三繩しめなわ一つで禁を犯さず、と賞賛せり。
神社合祀に関する意見 (新字新仮名) / 南方熊楠(著)