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一衣帯水
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いちいたいすい
ふりがな文庫
“
一衣帯水
(
いちいたいすい
)” の例文
しかし、常陸との国境は、
一衣帯水
(
いちいたいすい
)
だ。将門にすれば、それだけでも、枕を高うしてはいられない。警戒の理由は、充分にある。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
志士の口を
箝
(
かん
)
して、強いて無事を装わんとするに際し、他方においては、海外の形勢いよいよ切迫となり、
一衣帯水
(
いちいたいすい
)
を隔てたる
清国
(
しんこく
)
は、今や英国と事を生じ
吉田松陰
(新字新仮名)
/
徳富蘇峰
(著)
けれども翻って利害の関係よりいえば、日本が一番その大なるものである。即ち距離からいえば、他のいずれも
甚
(
はなは
)
だ遠いのに反して、日本は
一衣帯水
(
いちいたいすい
)
を
隔
(
へだ
)
つる隣国である。
三たび東方の平和を論ず
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
堺あたりから、中国路の備前、備中などへは
一衣帯水
(
いちいたいすい
)
の近くである。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
帯
常用漢字
小4
部首:⼱
10画
水
常用漢字
小1
部首:⽔
4画
“一衣”で始まる語句
一衣