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一文不通
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いちもんふつう
ふりがな文庫
“
一文不通
(
いちもんふつう
)” の例文
一文不通
(
いちもんふつう
)
の木具屋の
忰
(
せがれ
)
が、今では何うやら斯うやら手紙の一本も書け、
十露盤
(
そろばん
)
も覚え、少しは剣術も覚えたのは、皆大旦那のお蔭
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
その頃は尚お以て
一文不通
(
いちもんふつう
)
のときであるから、老師が講座の台上で、独りで感心して、「好雪片片不落別処、好雪とはどうじゃ」などとやられるのを聞いて
鹿山庵居
(新字新仮名)
/
鈴木大拙
(著)
一文不通
(
いちもんふつう
)
の者であったが、天性正直で、弟の
与二
(
よじ
)
とともに無双の勇者で、
淀
(
よど
)
の城に住し、今までも
度〻
(
たびたび
)
手柄を立てた者なので、細川一家では賞美していた男であった。
魔法修行者
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
下女のお越は
一文不通
(
いちもんふつう
)
ですよ、いろはのいの字も書けやしません。
銭形平次捕物控:081 受難の通人
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
文
常用漢字
小1
部首:⽂
4画
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
通
常用漢字
小2
部首:⾡
10画
“一文不”で始まる語句
一文不知