一分刻いちぶきざ)” の例文
時刻は一分刻いちぶきざみに刻々と移って行く。いっそ早く定めの刻限が来てくれたらとも思ってみた。そうしたら、この苦しみからのがれられるかもしれない。その刻限が来るのは恐ろしい。
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)