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一処
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いつしよ
ふりがな文庫
“
一処
(
いつしよ
)” の例文
旧字:
一處
「さうは思ひはしないよ。お前の方にも理はあるのだから、さうは思ひはしないけれど、
一処
(
いつしよ
)
に居たらさぞ好からうとは……」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
そんなら
何
(
ど
)
うすれば
可
(
い
)
いか? 其問題を真面目に考へるには、色々の意味から私の素養が足らなかつた。のみならず、詩作その事に対する漠然たる空虚の感が、私が心を其
一処
(
いつしよ
)
に集注する事を妨げた。
弓町より
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
番町の方の
鰐淵
(
わにぶち
)
とかいふ、地面や家作なんぞの世話をしてゐる内に使はれて、やつぱり
其処
(
そこ
)
に居るらしいのだから、好い事は無いのでせう、ああして子供の内から
一処
(
いつしよ
)
に居た人が
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
「寒くて
耐
(
たま
)
らんからその中へ
一処
(
いつしよ
)
に入れ給へ」
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
処
常用漢字
小6
部首:⼏
5画
“一処”で始まる語句
一処不住