“ワザヲギ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:わざをぎ
語句割合
俳優33.3%
神事劇舞33.3%
神事演劇33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もつと古く溯ると、隼人の俳優ワザヲギ・相撲などの起原を説く海幸彦・山幸彦の争ひなどもさうで、水神と地霊との力比べを説く呪詞の、叙事詩化した物から出てゐるのである。
簑笠着た巨人及び其伴神トモガミなる群行神の所作や、其苛役を受けて鍛へ調へられる早処女サウトメの労働、敵人・害虫獣等の誓約の神事劇舞ワザヲギなどが其です。
翁の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
山の神と常世神とが行き値うての争ひや誓ひの神事演劇ワザヲギが初春毎に行はれた。村の守り神が其時する事は、呪言を唱へることであり、村の土地・家々の屋敷を踏み鎮めることであつた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)