“ペチカ”の漢字の書き方と例文
語句割合
煖炉100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
野良仕事がすつかり片づくといふと、待つてゐたとばかりに百姓たちは長の冬ぢゆう、のうのうと体を休めるために煖炉ペチカの上へ這ひあがり
「おやおや、兄弟! 冗談でなしにまぶたが重くなつたと見えるな。もうそろそろ我が家へ帰つて煖炉ペチカの上へ這ひあがりたくなつたのぢやらう!」
ワーリカは段々を洗い、部屋部屋の掃除をし、もう一つべつの煖炉ペチカを焚きつけ、それから店のほうへ駈けてゆく。仕事が多いので、一分間のひまもない。
ねむい (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)