“フルスピード”の漢字の書き方と例文
語句割合
全速力100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
イヤモウ……みんな青くなったの候のって……覚悟の前とか何とか、大きな事を云っていた船長が、日本人の癖にイの一番に慌て出して、全速力フルスピード新嘉坡シンガポール引返ひっかえすと云い出したもんだ。
焦点を合せる (新字新仮名) / 夢野久作(著)
艦は今や汽缶を全開して、三十九ノット全速力フルスピードをもって一意敵の視界外へ逃れずべく艦体をきしませて浪を蹴立てていた。風圧に耳がグ※ンとして、もはや立ってもいられぬくらいの動揺を続けている。
ウニデス潮流の彼方 (新字新仮名) / 橘外男(著)
アッという間に全速力フルスピードをかけて飛出した。
超人鬚野博士 (新字新仮名) / 夢野久作(著)