“ハーグ”の漢字の書き方と例文
語句割合
海牙100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかして、その第一回の海牙ハーグの平和議会をへだたわずかに九年の後には、日露の戦争が起ったのである。これも日本から言えば、平和を破ったということの責任は決してない。
平和事業の将来 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
花の咲きほこる巴里パリの街路、月の光のもと倫敦ロンドン橋で船を下りる。獅子が岡ライオンヒルのほとりで古戦場(ワーテルロー)の跡をたずね、海牙ハーグの街では先人賢者(スピノザの銅像)をおとなう。
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(遠く遺跡をたずねてオランダ東部に入る。スピノザの像は海牙ハーグ市街の中に立っている。彼は卑賤より身をおこして碩学と称せられ、まさにスピノザ翁もまた一英雄たるを知るべきである。)
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)