“ズハエ”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ずはえ
語句割合
60.0%
白枝20.0%
楚枝20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さうして其處で、まどろんで居る中に、悠々ウラヽヽと長い春の日も、暮れてしまつた。孃子は、家路と思ふ徑を、あちこち歩いて見た。脚は茨の棘にさゝれ、袖は、木のズハエにひき裂かれた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
戸上拍手カシハデはわからないが、「とがめの公人」だといふ説もある。梅の白枝ズハエを持つてゐるのがそれで、多くの旧社の祭礼には、これが先頭に立つ事が多い。
春日若宮御祭の研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
公人の梅の白枝ズハエ
春日若宮御祭の研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
青やかな楚枝ズハエに、莟の梅が色めいて来ると、知多院内の万歳が、山の向うの上国ジヤウコクの檀那親方をき廻るついでに、かうした隠れ里へも、お初穂を稼ぎに寄つた。
山のことぶれ (新字旧仮名) / 折口信夫(著)