“コオフイイてん”の漢字の書き方と例文
語句割合
珈琲店100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
石の階段を登つた上に、葉の茂つた木に蔽はれて、小さいトルコの珈琲店コオフイイてんがある。そこで上等の珈琲を飲み、の高い紙巻烟草を燻らせながら、噴水の音を聞いて涼むことが出来る。
不可説 (新字旧仮名) / アンリ・ド・レニエ(著)
夜は芝居を見る。舞踏場にゆく。それから珈琲店コオフイイてんに時刻を移して、帰り道には街燈だけが寂しい光を放つて、馬車を乗り廻す掃除人足が掃除をし始める頃にぶらぶら帰る。素直に帰らないこともある。
妄想 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)