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カルツーズ
ふりがな文庫
“カルツーズ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
無縁帽
50.0%
縁無帽
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無縁帽
(逆引き)
この若い男は振り返って馬車を
一目
(
ひとめ
)
ながめたが、風で吹っ飛ばされそうになった
無縁帽
(
カルツーズ
)
を片手でおさえると、そのまま志す方へすたすたと歩きだした。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
「そら、諺にもいうだろ、惚れて通えば千里も一里ってね!」そう言って彼は
無縁帽
(
カルツーズ
)
をぬぎながら
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
無縁帽
(
カルツーズ
)
をふりながら立っている
給仕
(
ポレオイ
)
や、自分とは関係のない旦那が出発するのを欠伸の出そうな顔で眺めている旅館の下男や、他所の従僕や馭者たちに見送られながら
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
紳士は被っていた
無縁帽
(
カルツーズ
)
をぬぎすてると、虹色の
毛編
(
けあみ
)
の
頸巻
(
くびまき
)
を解いた——こういう頸巻は、女房持ちの男には、細君が手ずから編んで、ちゃんと巻き方まで教えてくれるものだが、独身者には一体
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
カルツーズ(無縁帽)の例文をもっと
(2作品)
見る
縁無帽
(逆引き)
防寒用の
縁無帽
(
カルツーズ
)
を手にとると、書類を小腋にかかえて、売買登記をすませるために民事裁判所をさして出かけた。
死せる魂:02 または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
大いに話しこんでお互いに近づきになるところであったが、そこへ髪の黒い連れの男が入って来て、
縁無帽
(
カルツーズ
)
を脱いでテーブルの上へ投げだすなり、黒い濃い髪の毛をがむしゃらに掻きたてた。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
「ただ残念なことに麦が不作で、粉の出来がかんばしくのうて……。それはそうと、お前さま、どうしてそんなにお急ぎになるんで?」と彼女は、チチコフが
縁無帽
(
カルツーズ
)
を手に取ったのを見て、言った。
死せる魂:01 または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊
(新字新仮名)
/
ニコライ・ゴーゴリ
(著)
カルツーズ(縁無帽)の例文をもっと
(2作品)
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