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カナシモ
ふりがな文庫
“カナシモ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
悲毛
33.3%
悲裳
33.3%
悲霜
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悲毛
(逆引き)
例へば、巻一(二九)の人麿作長歌の終の句は、『
百磯城
(
ももしき
)
の大宮処
見者
(
ミレバ
)
悲毛
(
カナシモ
)
』であるが、『或云、
見者
(
ミレバ
)
左夫思母
(
サブシモ
)
』
『さびし』の伝統
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
カナシモ(悲毛)の例文をもっと
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悲裳
(逆引き)
即ち茲では、サブシとカナシと一つ処に用ゐられてゐる。なほ、巻九の紀伊国にて作歌四首の中、(一七九六)には『
黄葉
(
もみぢば
)
の過ぎにし子等と携はり遊びし磯を見れば
悲裳
(
カナシモ
)
』
『さびし』の伝統
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
カナシモ(悲裳)の例文をもっと
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悲霜
(逆引き)
また、巻三(四三四)に、『
風速
(
かざはや
)
の美保の
浦廻
(
うらみ
)
の
白躑躅
(
しらつつじ
)
見れども
不怜
(
サブシ
)
亡き人思へば』の第四句は、『或云、
見者
(
ミレバ
)
悲霜
(
カナシモ
)
無き人思ふに』
『さびし』の伝統
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
カナシモ(悲霜)の例文をもっと
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