“わるざる”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
溌猴50.0%
悪猴50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このねだりものの溌猴わるざる、魔界の艶夫人に、芭蕉扇を、貸さずば、奪わむ、とする擬勢をあらわす。
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
右の溌猴わるざるは、心さわがしく、性急だから、人さきにあいに出掛けて、ひとつ蛇の目を取巻くのに、たびかさなるに従って、自然とおなじ顔が集るが、星座のこの分野に当っては
灯明之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
頭より尾に至る長さ千余丈、ひづめより背上に至る高さ八百丈。大音に呼ばわっていわく、なんじ悪猴わるざる今我をいかんとするや。