“わらにんぎょう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
藁人形93.8%
盟器婢子6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お向うのおみつさんなんざ半歳前あねが嫁に来た時は藁人形わらにんぎょうを持出す騒ぎをやりましたぜ。そいつを五寸釘でどこかの杉かなんかに打ち付けるつもりのを
「かねて正成の人となりは、そちからつぶさに聞いていた。その正成が、小城一つ失ったとて、やわか、むなしく焼け死ぬものか。藁人形わらにんぎょうではあるまいし」
私本太平記:05 世の辻の帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そして、その柩の前に二つの牡丹の飾のある燈籠をけ、その下に一つの盟器婢子わらにんぎょうを立てて、それには背の処に金蓮と云う文字を書いてあった。
牡丹灯籠 牡丹灯記 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)