“わかさぎ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
公魚87.5%
若鷺12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
茅沼ちぬま鯛といつて種類が多いが、これは四五月から十月まで全国一斉に釣れ始め、そのアタリの荒く強いので、面白い魚であるが、例へばアマゴといふ魚は関東にはなく、確かに公魚わかさぎだらうと思ふ魚が
日本の釣技 (新字旧仮名) / 佐藤惣之助(著)
最近知ったことであるが、榛名湖で釣れる公魚わかさぎは本場の霞ヶ浦でとれるものよりも、骨が柔らかである。これも榛名湖の水温が低いためであろう。
水と骨 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)
「森さんのおかあさんが丹精たんせいしてくだすったごちそうもある——下諏訪しもすわの宿屋からとうさんのげて来た若鷺わかさぎもある——」
(新字新仮名) / 島崎藤村(著)