“わおと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
輪音66.7%
吾弟33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
キキキ、キキ……と奥の木立からきしみめぐッてくる牛車の輪音わおとに気づくと、門の衛士えじ滝口たきぐち義数よしかずはすぐ衛士小屋の部下を呼ばわって、待ちかまえ
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
やがて、牛車の輪音わおとが、にぶく、重く、築土に添った道を、のろのろと、遠のいて行った。……聞こえなくなった。
吾弟わおとらはにほのよき巣をかなしむと夕かたまけてさやぎいでつも
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
枇杷の実をかろくおとせば吾弟わおとらが麦藁帽にうけてけるかな
桐の花 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)