“ろうけい”の漢字の書き方と例文
語句割合
老鶏100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
我邦で鶏を買うと老鶏ろうけいの硬い肉ばかり売って困るが、西洋人は若鶏の三百目以内位のものでなければ肉が硬いといって買わない。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
この母と妻の母と、もう五十に手のとゞきさうな妻と、三人の老婆が、老鶏ろうけいのやうに無意識に連れ立つて、長柄の川べりへなずななど摘みに行つた。
上田秋成の晩年 (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
一つは俗にポンコツと申してせた老鶏ろうけいを殺してから胸の骨をコツコツと叩き砕いて俯向うつむきにしておきますと肩の肉が胸へ下って来て肥えた鳥のように見えます。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)