“るいらん”の漢字の書き方と例文
語句割合
累卵100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに今やこの支那はまさに亡国の民たらんか、あるいは復活の民たらんかのちまたに立っている。即ち支那をこの累卵るいらんの危うきに救うべく一日の猶予もならぬ時である。
三たび東方の平和を論ず (新字新仮名) / 大隈重信(著)
天下は累卵るいらん、危うくなったよ
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「御要心なされませ。何とか、ここの御危難をのがれる工夫をおとりなされませ。累卵るいらんの危うさにあるお身の上とは、とりも直さず、おふたり様の今のことです」
私本太平記:02 婆娑羅帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)