“るいしん”の漢字の書き方と例文
語句割合
累進100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかしここでは『夷堅志』の作者たる洪邁一人について少々申し上げますと、彼はあざな景盧けいろといい、もちろん幼にして学を好み、紹興しょうこうの中年に詞科に挙げられて、左司員外郎さしいんがいろう累進るいしんしました。
それは、良人の累進るいしんに、自分の教養が——劣らない妻としてゆくことが、ともすれば、追いつけなくなりそうな点であった。
日本名婦伝:太閤夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寧ろかの女の男女的の情熱は結婚後にわたしに向けて累進るいしんして来るようである。
生々流転 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)