“りょくたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
緑苔66.7%
緑帯33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今は細川氏の別業となっている泰勝院の門内へ入って、せきとした緑苔りょくたいの庭に立っている。
随筆 宮本武蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
諸老すでニ異物トナリ二公モマタ逝ケリ。緑苔りょくたいハ閣ニ生ジ芳塵ほうじんしゃニ凝ル。アヽ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
魏延は、はるかにそれを見、同じく雷鼓らいこして陣形を詰めよせて来た。やがて漆黒しっこくの馬上に、朱鎧しゅがい緑帯りょくたいし、手に龍牙刀りゅうがとうをひっさげて、躍り出たる者こそ魏延だった。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)