“りょがい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
慮外92.3%
呂凱7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よって不肖ふしょうわたくしが家老の職につき、御養育に専念いたしておりましたところ、この春ごろから慮外りょがいな風説を耳にいたすようになりました
顎十郎捕物帳:10 野伏大名 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
(祝賀の席上、稲葉山に滅亡の影が迫っているなどとは。……慮外りょがいも慮外。……伊賀殿には、御当家の亡ぶのを、願うてあらッしゃるのか!)
新書太閤記:03 第三分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こういう時、参軍の呂凱りょがいは大いに役に立った。かねて孔明の手に献じてある「南方指掌図」に依って、地理を按じ、各部隊のために滞陣たいじんの地を選定した。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
孔明はかねて帷幕いばくのうちにともなっている呂凱りょがいについてこの辺の地形を詳細に研究していたのである。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、ここで案内役たる呂凱りょがいの任を解き、王伉おうこうと共に、附近四郡の守りをいいつけた。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)