“りゅうろ”の漢字の書き方と例文
語句割合
流露100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
巧く描こうとばかりして、真の流露りゅうろというものが現せない。
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
渋渓しぶたにの埼の荒磯ありそに寄する波いやしくしくにいにしへ思ほゆ」(巻十七・三九八六)というのであるが、この「たまくしげ」の歌は、ごうも息を張ることなく、ただ感を流露りゅうろせしめたという趣の歌である。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)