“らんまぼり”の漢字の書き方と例文
語句割合
欄間彫100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
コウン、コウン、コン——青蓮院しょうれんいんの山門には、足場がかかっていた。夏の暴風あらしで破損した欄間彫らんまぼりへ二人の塗師ぬりしと三人の彫刻師ほりしとが来て、修繕していた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼女も今日は思いきり化粧をこらし、楚々そそとついてゆく姿は、欄間彫らんまぼり吉祥天女きちじょうてんにょが地へ降りていたかのようである。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
寺だけに、太い丸柱が奇異に見えるし、欄間彫らんまぼりの剥げた金箔はくだの胡粉ごふん絵具なども、他の道場には見られない。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)