“らんぞう”の漢字の書き方と例文
語句割合
濫造100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
資本家の傀儡かいらいどもが、商品を濫造らんぞうするように、濫造した、出来合いの御用思想だけが、思想だと思うことをやめて、僕らにゃ僕らの考え方、行ない方があることをハッキリ知らなきゃならないんだ
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
しかも自家使うちづかいのものや、特別の注文による品は念入りに作られます。これに対し儲けるために粗製濫造らんぞうした商品の方には、誤魔化ごまかしものが多くなります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
即ち用の目的に誠実である事を、その本質に数えたいのです。近頃機械工場で濫造らんぞうされる製品は、全く商業主義の犠牲であって、利が眼目であるため、用がしいたげられているのです。
民芸四十年 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)