“らっかさん”の漢字の書き方と例文
語句割合
落下傘100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
補強工事の令が発され、兵は昼夜兼行けんこうで働いた。そんな或る日、飛来ひらいした米機をめずらしくも味方の高射砲が射落し、飛行士は夕暮の空に白い花を開かせたように落下傘らっかさんで降りて来た。
日の果て (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
ついでだが、大戦当時、敵地へスパイを入れるのに、おおいに飛行機を利用したもので、夜中にスパイを乗せて戦線を飛び越え、国境深く潜入して、落下傘らっかさんで落してやる。またはこっそり着陸する。
戦雲を駆る女怪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
それは二少年は、ジャンガラ星が地球に接触する三時間前に、落下傘らっかさんを作りあげて、ジャンガラ星から脱出し、運よくオーストラリアに着陸することができたためであった。
宇宙の迷子 (新字新仮名) / 海野十三(著)