“らうかんどう”の漢字の書き方と例文
語句割合
琅玕洞100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼洞窟は今カプリ島の第一勝、否伊太利國の第一勝たる琅玕洞らうかんどう(グロツタ、アツウラ)にして、舟中の少女も亦實にかのペスツムの瞽女ごぜララなりしなり。
遊人の舟は相ふくみて洞窟より出で、我等は前に渺茫べうばうたる大海を望み、しりへ琅玕洞らうかんどうの石門の漸くほそりゆくを見たり。
われはマリアが面前にありて、ララが事、琅玕洞らうかんどうの事のみは、語ることを憚りたれば、直ちにヱネチアにての再會の段に移りて、アヌンチヤタの末路を敍しをはりぬ。ロオザ。