“よりつね”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
頼常50.0%
頼経50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
文化二年に職にゐたのは、肥田豊後守頼常よりつね、成瀬因幡守正定いなばのかみまささだであつた。然るに肥田頼常が文化三年正月に小普請奉行に転じ、三月に曲淵和泉守景露まがりぶちいづみのかみけいろがこれに代つた。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
宝治ほうじ元年の六月、前将軍頼経よりつねを立てようとして事あらわれ、討手うってのために敗られて、一族共に法華堂ほっけどうで自害した三浦若狭守泰村わかさのかみやすむらという人の名なぞも出て来た。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)