“よねきゅう”の漢字の書き方と例文
語句割合
米久100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
同日は明治学院より三一神学校を経浅草へ行き花屋敷に入り、米久よねきゅう牛肉店にて夕飯を食し、帰宅したのであります。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)
てるは、千住の蕎麦そば屋に住込みで奉公する事になった。千住に二年つとめて、それから月島のミルクホールに少しいて、さらに上野の米久よねきゅうに移り住んだ。ここに三年いたのである。
古典風 (新字新仮名) / 太宰治(著)
ちょっと右へずれてまっすぐに千束せんぞくへ通ずる通り、米久よねきゅうがあるので普通「米久通り」と言われている「ひさご」通り、その入口の片方にある「びっくりぜんざい」は、大きな二重丸のなかに
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)
大方今日も残っているのだが(たとえば田原町のうなぎの「やっこ」、広小路の牛肉の「ちんや」、天婦羅てんぷらの「天定」、仲見世の汁粉の「梅園」、馬道の鳥の「金田」、花屋敷裏の料亭「一直いちなお」、千束町に入って「草津」、牛肉の「米久よねきゅう」等。)
如何なる星の下に (新字新仮名) / 高見順(著)