“ようにん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
用人95.7%
容認4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
何分なにぶんお願ひ申す。」と、松村も同意した。小幡は先づ用人ようにんの五左衞門を呼び出して調べた。かれは今年四十一歳で譜代の家來であつた。
半七捕物帳:01 お文の魂 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
広い玄関の上段には、役人の年寄としより用人ようにん書役かきやくなどが居並び、式台のそばには足軽あしがるが四人も控えた。村じゅうのものがそこへ呼び出された。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
無論内面の事情じじょうを批判したのでもなく、それを不当と思うのでもなく、一種の偶然を容認ようにんしただけである。ところが妻は中々あきらめ切れない。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)