“ゆうぜんちりめん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
友禅縮緬90.0%
友染縮緬10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
待つようにして再び「僕ァ役者だよ。変ったろう。」といいながら友禅縮緬ゆうぜんちりめん襦袢じゅばんの袖を引き出して
すみだ川 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
着物は新大島、羽織はそれより少し粗い飛白かすりである。袴の下に巻いていた、藤紫地に赤や萌葱もえぎで摸様の出してある、友禅縮緬ゆうぜんちりめんの袴下の帯は、純一には見えなかった。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
色よき返事このようにと心に祝いて土産みやげに京都よりうて来し友染縮緬ゆうぜんちりめんずたずたに引き裂きて屑籠くずかごに投げ込みぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)