“やれでら”の漢字の書き方と例文
語句割合
破寺100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一旦いったん破寺やれでら——西明寺はその一頃は無住であった——その庫裡くりに引取って、炉に焚火たきびをして、弁当を使ったあとで、出直して、降積った雪の森に襲い入ると、段々に奥深く
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
草深い山里の破寺やれでらでなにも知らさずに朽ちさせてしまうという約束で、その子をお沢にたまわった。
顎十郎捕物帳:01 捨公方 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)