“やりくち”の漢字の書き方と例文
語句割合
遣口100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
支那人の遣口やりくちはすべてこれである。故に支那には嚴密の意味の改革といふことが甚だ稀で、從つて支那には進歩がない。
支那人の文弱と保守 (旧字旧仮名) / 桑原隲蔵(著)
おまけに今度は全体の遣口やりくちが、以前よりもズット合理的になって来たらしく、友吉親仁おやじの千里眼、順風耳じゅんぷうじを以てしてもナカナカ見当が付けにくい。
爆弾太平記 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
彼の大胆な遣口やりくちを見ると、きっと素直に出頭に応じないに違いない。こんな考えで石子刑事の頭は暫く占領された。
支倉事件 (新字新仮名) / 甲賀三郎(著)