“やまろう”の漢字の書き方と例文
語句割合
山牢100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
第一に、吾々たちに御当家といううしだてのあることを観破した者は、江戸方の隠密甲賀世阿弥よあみ。これは、御本国剣山つるぎさん山牢やまろうに、終身押しこめてありますゆえまず安心。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この洞窟の中こそ、つるぎ山の間者牢かんじゃろうである。かれが十一年の春秋をくり返した阿波の山牢やまろう
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)