“やまばん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
山番50.0%
鉱山番50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
このほかにも、犬神人つるめそだの、山番やまばん野番のばん番太ばんただのと、種々の賤民もありましたが、大抵はもとは似たもので、それが後にいろいろに分派したものと解せられます。
後世に山男やまおとことか、山姥やまうばとかいう名で、化物ばけものででもあるかの如く思われたり、山番やまばんとか云って、非人視されている輩の如きは、奈良朝・平安朝の頃には山人やまびとと云って、一向珍しくないことでありました。
鉱山番やまばんが寝泊りしていたバラック建ての小屋は、あわれなようすで崖の上に立ち腐れていた。
キャラコさん:04 女の手 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)