“やぶっか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
薮蚊50.0%
藪蚊50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
晃 うるさ薮蚊やぶっかが押寄せた。裏縁でいぶしてやろう。(納戸、背後うしろむきに山を仰ぐ)……雲の峰を焼落やきおとした、三国ヶ岳は火のようだ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
……そうしておめえがむくれている図なんざ、藪蚊やぶっかが立ちぐらみをしたようで、あまり見られたざまじゃない。……からかっている訳じゃねえ、しんじつのはなしだ。
顎十郎捕物帳:04 鎌いたち (新字新仮名) / 久生十蘭(著)