“やせろうにん”の漢字の書き方と例文
語句割合
痩浪人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
伊右衛門は女房は子孫のためにめとるもので、めかけとして遊ぶものでないから、それほど吟味をするにも及ばないと思った。この痩浪人やせろうにんは一刻も早く三十俵二人扶持ぶち地位みぶんになりたかったのであった。
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
「覚えてやがれ、このごろ来た御陣屋の痩浪人やせろうにんに違いない」
おだまンなさいよ、痩浪人やせろうにん! 第一さ、見返りお綱に惚れるなんて、身のほど知らずというものだ。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)