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やきぐし
ふりがな文庫
“やきぐし”の漢字の書き方と例文
語句
割合
焼串
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
焼串
(逆引き)
ある店では、紋のついた油障子の蔭から、赤い
蟹
(
かに
)
や大粒の
蛤
(
はまぐり
)
を表に見せていた。ある店では、ショウウィンドーの中に、
焼串
(
やきぐし
)
に
鴫
(
しぎ
)
を刺して
赤蕪
(
あかかぶ
)
や
和蘭芹
(
オランダぜり
)
と一しょに皿に並べてあった。
食魔
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
蛙
(
かえる
)
の
焼串
(
やきぐし
)
、小さい子供の指を詰めた
蝮
(
まむし
)
の皮、
天狗茸
(
てんぐだけ
)
と
二十日鼠
(
はつかねずみ
)
のしめった鼻と青虫の五臓とで作ったサラダ、飲み物は、沼の女の作った青みどろのお酒と、墓穴から出来る硝酸酒とでした。
ろまん灯籠
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
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