“もとみち”の漢字の書き方と例文
語句割合
基通100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
花山院かざんのいん左大臣の奥方、建礼門院けんれいもんいんといわれた安徳あんとく天皇の生母、六条摂政ろくじょうのせっしょう藤原基実ふじわらもとざねの奥方で白河殿と呼ばれた人、普賢寺ふげんじ藤原基通もとみち夫人、冷泉大納言れいぜいのだいなごん夫人、七条修理大夫しちじょうしゅりだいふ夫人、今一人は
「使僧範宴とは、何者の子か」関白基通もとみちが、鷹司たかつかさ右大臣を見ていった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
摂政基通もとみちも、主上の行幸にお供して加わっていたが、七条大宮のほとりで、一人の童子が車の前を横切った。何気なく見ると、童子の左たもとに、「春の日」という文字の書かれているのが眼に入った。