“安徳”の読み方と例文
読み方割合
あんとく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時から権力は、源頼朝の手に握られることになった。頼朝は、天皇の権力を奪ったのではない。当時の天皇安徳あんとくは、平家とともに、海底に葬られて、この世から失せた。
花山院かざんのいん左大臣の奥方、建礼門院けんれいもんいんといわれた安徳あんとく天皇の生母、六条摂政ろくじょうのせっしょう藤原基実ふじわらもとざねの奥方で白河殿と呼ばれた人、普賢寺ふげんじ藤原基通もとみち夫人、冷泉大納言れいぜいのだいなごん夫人、七条修理大夫しちじょうしゅりだいふ夫人、今一人は
たとえば、第八十代の天皇高倉たかくらは、平家が入れた建礼門院徳子けんれいもんいんとくこが生んだ三歳の乳児に、その位をゆずっている。それが天皇安徳あんとくである。三歳の乳児の天皇に、統治の能力はあろうはずがない。