“もしょう”の漢字の書き方と例文
語句割合
喪章100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
細君が鶴子の為に母屋おもやの小さな床に茄子馬なすうまをかざり、黒い喪章もしょうをつけたおもちゃの国旗をかざり、ほおずきやら烏瓜からすうりやら小さな栗やら色々供物くもつをならべて、于蘭盆うらぼんの遊びをさせた。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それでさ、おかみさんがらすも、やもめになって、黒い毛糸の喪章もしょうを足につけてね、ないてばかりいるっていうけれど、うわさだけだろう。さあ、こんどは、あれからどんな旅を
幕僚は、その場で皆、喪章もしょうをつけた。——そして将軍旗の竿頭かんとうにも、弔章ちょうしょうが附せられた。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)