“めつぼ”の漢字の書き方と例文
語句割合
眼窩100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
蟇の如く胡坐をかいた男は、紙莨たばこの煙をゆるやかに吹いて、静かに海を眺めて居る。くぼんだ眼窩めつぼの底に陰翳くもりのない眼が光ツて、見るからに男らしい顔立かほだての、年齢としは二十六七でがなあらう。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)